土曜日, 7月 19, 2003

[更新状況]

Iron Gate にP・D・ジェイムズ 『黒い塔』を追加しました。


金曜日, 7月 18, 2003

[ジョン・フランクリン・バーディン]

最近、待望のスタージョン『海を失った男』が刊行された晶文社ミステリから、ジョン・フランリン・バーディンの『死を呼ぶ馬』がラインナップされていることを知って、嬉しくなった。

晶文社ミステリ

実は、『悪魔に食われろ青尾蠅』がとても面白かったので、もっとバーディンを読みたい! と原著の"The Deadly Percheron"を買ったのだが、いつものように積読のままだった。

この原著の解説によると、"The Deadly Percheron"はフィルム・ノワールの手法を用いた作品で、またバーディンはエドガー・アラン・ポーとパトリシア・ハイスミスを繋ぐサイコロジカルな作風だという。しかし『悪魔に食われろ青尾蠅』を読むと、ハイスミスというよりも断然マーガレット・ミラーに近い感じを受けた。そして"The Deadly Percheron"もハイスビスカスを頭に刺した奇妙な青年で出会った精神分析医が、逆に奇妙な事件の「主人公」になってしまうという、あまりにも魅力的な作品。

こういった作風のミステリは大好きで、しかもやっぱり日本語で読みたいので、早く『死を呼ぶ馬』が出ないかなと待ちわびている。

木曜日, 7月 17, 2003

[NZ、ドメスティック・パートナー制度実施へ]

ニュージーランドは異性カップルと同等の権利を同性カップルのパートナーにも与える「ドメスティック・パートナー制度」を実施する。

Gay Kiwis To Get Domestic Partner Registry (365Gay.com)

この法案は、労働党主導による性的指向(セクシュアル・オリエンテーション)による差別撤廃を目指した「公約」の一つで、同性カップルの「パートナー」を異性カップルのそれと同等に扱うもの。具体的には遺産や年金支給などが関係する。

ニュージーランドは、ホームステイしたこともあるので、このニュースはひときわ嬉しい感じだ。

月曜日, 7月 14, 2003

[クリストファー・ライス、ラムダ賞ミステリー部門受賞]

先月のニュースだけど、ラムダ賞が発表されてました。

15th Annual Lambda Literary Award Finalists

クリストファー・ライスの『The Snow Garden』がゲイ・メンズ・ミステリー賞受賞、おめでとう。
それと最近『半身』(創元推理文庫)が翻訳されたサラ・ウォーターズが、『Fingersmith』でレズビアン・フィクション。



日曜日, 7月 13, 2003

[更新状況]

Iron Gate にオクタビオ・パス 『マルセル・デュシャン論』を追加しました。


土曜日, 7月 12, 2003

[更新状況]

This Sweet Sickness に『ユージュアル・サスペクツ』を追加しました。

金曜日, 7月 11, 2003

[サングラス・アット・ナイト]

コリー・ハートのベスト盤「I Can't Help Falling In Love With You」を手に入れて、夢中になって聴いている。とくにデビュー曲「Sunglass at Night」には血が騒ぐ。こういう曲、好きなんだよな。暗めのマイナー調、最初から最後まで執拗に繰り返される、まるでシャコンヌの基底音のような音形に、コリーのハスキーヴォイスが情熱的に歌う。もちろんコリー・ハートの「クールぶった」姿も忘れ難い。

最近、80年代ポップスがやたらと聴きたくなる。



水曜日, 7月 09, 2003

[更新状況]

Iron Gate に星野力 『甦るチューリング』を追加しました。

月曜日, 7月 07, 2003

[更新状況]

Iron Gate に高橋昌一郎 『ゲーデルの哲学』を追加しました。


土曜日, 7月 05, 2003

[更新状況]

This Sweet Sickness に『O[オー]』を追加しました。

メールをくれた方がカリンニコフとグリエールが好きだと書いてあったので、ひさしぶりにその作品を聴いてみたらとても良かった。

カリンニコフは交響曲1番と2番。演奏は Veronika Dudarova 指揮、ロシア交響楽団の演奏(OLYMPIA)。やはり1番のメロディ・ラインは絶品だな。とくに第二主題のチェロが奏でるノスタルジックなメロディ。チャイコフスキーの憂愁よりもっと「青い」というか若々しくて、爽やかな感傷に浸れる。

グリエールは交響曲3番「イリヤ・ムロメッツ」を聴いた。ドナルド・ヨハネス指揮、チェコスロヴァキア交響楽団(NAXOS)。マーラー並みの大作で、やはりマーラー風にかなり壮大な感じであるが、音の響きはリストの交響詩に近いかな。まともにロマン派であるが、なかなか聴き応えがある。

金曜日, 7月 04, 2003

[更新状況]

Iron Gate にカール・ケレーニイ 『神話と古代宗教』を追加しました。


[松平頼則の新譜]

NAXOS の日本作曲家選輯シリーズから、松平頼則のCDが出た。『ピアノとオーケストラのための主題と変奏』(1951)は、あのカラヤンが唯一指揮した日本人作品。他に『ダンス・サクレとダンス・フィナル』(1959)、『左舞』(1958)、『右舞』(1957)など、この作曲家ならではの「雅楽」と「前衛」の「結婚」が素晴らしい効果をあげ、刺激的な音を放っている。
また片山杜秀氏の解説が凄い。「読み物」としても超一流だ。

[オルフェウス教]

先月出た『ソフィスト列伝』に続き、白水社文庫クセジュから「こういうのが読みたかったんだよな」的な本『オルフェウス教』(レナル・ソレル著、脇本由佳訳)が出た。ちょうど今カレーニイの『神話と古代宗教』を読んでいるのですごくいいタイミング。
また白水社からは、各所で評判ながら絶版だったスティーヴン・ミルハウザーの『エドウィン・マルハウス』が出るそうなのでこちらも楽しみだ。

あと古本屋で前から探していたダヌンツィオの『死の勝利』(岩波文庫)とオクタビオ・パス『マルセル・デュシャン論』(風の薔薇)をゲット。嬉しい。

水曜日, 7月 02, 2003

[更新状況]

Iron Gate にポピー・Z・ブライト 『彼の口はニガヨモギの味がする』他を追加しました。

月曜日, 6月 30, 2003

[更新状況]

This Sweet Sickness に『ズーランダー』を追加しました。

土曜日, 6月 28, 2003

[更新状況]

This Sweet Sickness に『アメリカン・サイコ』を追加しました。


[バイバイ、ミステリマガジン]

映画『アメリカン・サイコ』をDVDで見た。そして思った。

「同性愛者から見て、異性愛者はなんておぞましいのだろう。そんな根本的な考えが浮び、そしてそれは異性愛者に出会ったときの気まずさにも等しい」

……こんな感想は「商業誌」ではまず載らないだろう。しかし「同性愛者」と「異性愛者」を入れ換えれば、立派に通用してしまう。

今月号の「ミステリマガジン」には、ポピー・Z・ブライトの「小説」を読んだある評者がそんなことを書いていた。「フィクション」に書いてあることを読んで同性愛者を「一般化/規定/カテゴライズ」し、差別的な(あるいは無知な)言説を平然と書き散らす。こういう人は、フィクションどころか実際にあった出来事、例えば「宮崎勤事件」や「女子高生監禁殺害事件」において「異性愛者はおぞましい」と書くのだろうか。

高校の頃から読んでいた「ミステリマガジン」であるが、もう買うのはバカバカしくなった。学生の頃は、気取った「ユリイカ」なんかよりずっと好きで、最先端の情報とセンスのよい短編が楽しみだった(とくに「文芸特集」。ミステリ以外でも本当に良い短編が読めた。バック・ナンバーもずいぶんと揃えた。ポピー・Z・ブライトをいち早く日本に紹介したのもミステリマガジンであったはずだ)。

しかし今は「情報」はネットで素早く手に入れられるし、最近では惰性で買っていたようなものだ。しかも21世紀にもなって、こんな「認識」しか持ち合わせていない評者の記事が堂々と載るような「文芸誌」に興味は失せた。

金曜日, 6月 27, 2003

[更新状況]

Iron Gate にノーム・チョムスキー 『メディア・コントロール』を追加しました。


木曜日, 6月 26, 2003

[米最高裁、テキサス州の「ソドミー法」を違憲」

アメリカ最高裁は、同性愛差別法いわゆる「ソドミー法」に対し、違憲判決を下した。

Supreme Court Strikes Down Texas Sodomy Law [Reuters]

内容はそのものズバリなので(あと眠いので)省略するが、このニュースはゲイサイトのみならず、一般ニュースでもトップ扱い。このニュースとBLOGGERの仕様がちょっと変わったので、アップするつもりだったチョムスキーの『メディア・コントロール』のレビューは後日。
そういえばドゥルーズの新刊が出ましたね。