土曜日, 7月 05, 2003

[更新状況]

This Sweet Sickness に『O[オー]』を追加しました。

メールをくれた方がカリンニコフとグリエールが好きだと書いてあったので、ひさしぶりにその作品を聴いてみたらとても良かった。

カリンニコフは交響曲1番と2番。演奏は Veronika Dudarova 指揮、ロシア交響楽団の演奏(OLYMPIA)。やはり1番のメロディ・ラインは絶品だな。とくに第二主題のチェロが奏でるノスタルジックなメロディ。チャイコフスキーの憂愁よりもっと「青い」というか若々しくて、爽やかな感傷に浸れる。

グリエールは交響曲3番「イリヤ・ムロメッツ」を聴いた。ドナルド・ヨハネス指揮、チェコスロヴァキア交響楽団(NAXOS)。マーラー並みの大作で、やはりマーラー風にかなり壮大な感じであるが、音の響きはリストの交響詩に近いかな。まともにロマン派であるが、なかなか聴き応えがある。

金曜日, 7月 04, 2003

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Iron Gate にカール・ケレーニイ 『神話と古代宗教』を追加しました。


[松平頼則の新譜]

NAXOS の日本作曲家選輯シリーズから、松平頼則のCDが出た。『ピアノとオーケストラのための主題と変奏』(1951)は、あのカラヤンが唯一指揮した日本人作品。他に『ダンス・サクレとダンス・フィナル』(1959)、『左舞』(1958)、『右舞』(1957)など、この作曲家ならではの「雅楽」と「前衛」の「結婚」が素晴らしい効果をあげ、刺激的な音を放っている。
また片山杜秀氏の解説が凄い。「読み物」としても超一流だ。

[オルフェウス教]

先月出た『ソフィスト列伝』に続き、白水社文庫クセジュから「こういうのが読みたかったんだよな」的な本『オルフェウス教』(レナル・ソレル著、脇本由佳訳)が出た。ちょうど今カレーニイの『神話と古代宗教』を読んでいるのですごくいいタイミング。
また白水社からは、各所で評判ながら絶版だったスティーヴン・ミルハウザーの『エドウィン・マルハウス』が出るそうなのでこちらも楽しみだ。

あと古本屋で前から探していたダヌンツィオの『死の勝利』(岩波文庫)とオクタビオ・パス『マルセル・デュシャン論』(風の薔薇)をゲット。嬉しい。

水曜日, 7月 02, 2003

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Iron Gate にポピー・Z・ブライト 『彼の口はニガヨモギの味がする』他を追加しました。

月曜日, 6月 30, 2003

[更新状況]

This Sweet Sickness に『ズーランダー』を追加しました。