土曜日, 1月 10, 2004

[更新状況]

Iron Gate に守中高明 『脱構築』を追加しました。


金曜日, 1月 09, 2004

[ニュージャージー州、DP法通過へ]

そうか。アメリカって、「州」が一国のような単位だったことを改めて思い出した。

で、これはニュージャージー州。同性パートナー(same-sex couples、domestic partners)を結婚した異性(opposite-sex couples)と同じ法的権利を与える、DP bill承認について。

New Jersey senate passes sweeping DP bill [Advocate]

記事によると、ニュージャージー州上院は、ドメスティック・パートナー法(DP bill )を承認することを決定した。同州知事は、上院の決定を受け、早急に法案にサインする予定。これにより、ゲイ・カップルは、婚姻した異性愛カップルとほぼ同等の権利──医療保証や保険などの経済的権利を含む──を獲得することになる。

木曜日, 1月 08, 2004

[裁判所、アンチ・ゲイ社員の解雇を認める]

サンフランシスコの裁判所(9th U.S. Circuit Court )は、職場における反ゲイ言動(ハラスメント)を理由に、ヒューレット・パッカード社を解雇された元社員による訴訟を却下した。

Court upholds firing of Bible-quoting antigay employee [Advocate]

Court upholds firing man for anti-gay signs [Gay.com]

記事によると、HPを解雇された元社員は、聖書のフレーズを引用し、同性愛の社員に嫌がらせ(ハラスメント)を働いた。HPは、同社が展開する反差別キャンペーンに反するとして、元社員に警告したが、従わなかったため、解雇した。

これに対し、元社員は、宗教差別だとして、100万ドルの訴訟を起した。

裁判所は、「問題は、元社員の信教の自由にあるのではなく、元社員が会社の決めた<ハラスメント・ポリシー>に違反したことにある」、そして「HPの、職場における同性愛差別を根絶するためのこのような努力は、我々の市民権の目的、目標であり、矛盾しない」として、HP側の解雇を認める判断を下した。

元社員側は、この判断に不服として控訴した。

水曜日, 1月 07, 2004

[英警察、ゲイをリクルート]

かつて、面接の際、ゲイであるかどうかを尋ねるのは差別であった。しかし現在イギリスの警察では、ゲイの警察官を増やすためのプログラムが実施されるため、セクシュアリティが重要な質問となる。

Police force looks to embrace LGBT recruits [Gay.com UK]

記事によると、この計画は、ゲイ警察協会(Gay Police Association、GPA)の提案に後押しされたもので、これにより、ゲイ、レズビアン、バイセクシュアルの警察官の10%増を見込み、警察の現代化を図る。

もちろんこの計画は、警察自体の現代化という面とともに、同性愛者への差別や同性愛者を狙った暴力が厳然としてあるために、同性愛の警察官が必要だということだ(例えば、女性が性犯罪の被害にあった場合、女性の警察官の方が様々な面で「頼りになる」ということと同じだろう)。

火曜日, 1月 06, 2004

[IBM、GLBTマーケット強化へ]

IBMは、ゲイ・コミュニティ向けマーケットを強化する。

IBM seeks gay business-to-business

IBMは7年前からゲイ・コミュニティへのビジネスを積極的に開始しているが、今回は、同社で働く6人のGLBT社員をフューチャーした広告を作成、ゲイ向けマーケティングを強化した。さらに、オープンリー・ゲイのデザイナーSimon Doonanが、ユーザーとしてThinkPadを使っている広告も同じく使われるという。

そして記事によると、IBMがいかにゲイ・フレンドリーな企業であることがわかる。IBMは、1984年にGLBTの人々への差別を撤廃する社則を採用した最初の会社の一つで、1997年には同性パートナーへの福利厚生も開始したそうだ。