金曜日, 1月 30, 2004

[ロシアにゲイ・コミューン誕生]

ソ連時代には、コルホーズとかソフホーズとかいう農業協同組合があったけど、現在のロシアでは、今年の夏、ゲイのための農業協同組合が誕生する。

Russia's Gay Commune [365Gay.com]

記事によると、こういったゲイの農業協同組合構想は、ソ連時代からLGBT アクティビストによって提唱されていたが、共産党政権は同性愛を違法としていたために実現できなかった。そして、共産党支配崩壊直後は資金難。

で、現在、ようやく匿名のビジネスマンの支援により、長年の「計画」が実現することになった。

ゲイ団体Ural Movement for Human Rightsの代表者Valery Klimov氏の構想によると、彼らは家畜を育て、麦を生産し野菜を栽培、自給自足を目指すという。現在、彼らは、ウラル地方で候補地を探しているが、しかし、場所が確定しても、地方のロシア人に残る同性愛嫌悪を恐れ、大掛かりな公表は避けるという。

Ural Movement for Human Rightsのメンバーは約200人だが、この内のどれくらいの人々が「農場」へ移るかは、まだ不確定。Klimov氏は、ヨーロッパやアメリカのゲイにも彼らのコミューンへ招待するつもりだと述べている。


木曜日, 1月 29, 2004

[多田野投手へのゲイ・メディア論調]

ゲイ・ポルノの出演したことによって、日本のドラフトに指名されなかったクリーヴランド・インディアンズの多田野投手が、ゲイ・メディアで脚光を浴びている(なぜ、今頃? 何かあったのかな)

Cleveland Indians pitcher asks for "forgiveness" for role in gay porn video [Advocate]

'I'm Not Gay Baseball's Porno Star Pitcher Says [365Gay.com]

Baseball pitcher admits to gay porn role [Gay.com]

まず、Advocate は、これまでのアメリカのスポーツ業界における「ゲイを公言することの困難さ」について述べているが、多田野投手のスキャンダルについては「客観的」な事実を書いているに止まる。無難な感じ。

365Gay.comは、タイトルこそ多田野投手を「ポルノ・スター」と書いているが、やはりスポーツ選手とセクシュアリティについて書き、これも一つの「同性愛と(アメリカの)スポーツ業界の問題」がメインになっている。

Gay.com は一番突っ込んだ議論をしており、多田野投手が「自分はゲイではない」と発言したことについて、ポジティブな意見とそうでない意見両方を書いている。

また、ゲイポルノ出演に関して、Falcon 社とタイタン社へ意見を求めていることが興味深い。Falcon 側は、ストレートがゲイ・ポルノへ出演することは珍しくないことで、Falcon社を例に取れば、10%から15%のパフォーマーはストレートだということだ。