[独、同性愛ナチ犠牲者のための記念碑設立へ]
ドイツの国会は、ナチスにより犠牲になった同性愛者のための記念碑を設立することを決定した。
Gay Nazi victims to get memorial (TRONTO STAR Star,
ASSOCIATED PRESS)
記事によると、ナチス体制の下、約5万人の同性愛者が囚人とされ、そのうち1万から1万5千人の同性愛男性が絶滅収容所に送られ、ほとんど生還できなかったという。
「ナチスによる同性愛者の犠牲者については、これまであまり言及されてこなかった」として緑の党の法案提起者はその意義を述べる。
というのも、ドイツでは戦後においても、1969年まで、同性愛を非合法としていたからだ。
昨年、ドイツ国会は、ナチスによる同性愛者の犠牲者に対し、公式に謝罪した。
日本の歴史教科書は「この事実」に対し、どう対応をとっているのだろう?
土曜日, 11月 22, 2003
[I'm the king of the castle]
マーガレット・ミラーの『The Cannibal Heart』を読んでいたら、"I'm the king of the castle and you're the dirty rascals" というフレーズが出てきた。
この"I'm the king of the castle"って、どこかで見たことがあるな、と思っていたら、そういえば、スーザン・ヒルの『ぼくはお城の王様だ(罪深き天使たち)』の原題がそれだった。ミラーの小説でもイタリック体なので何かの引用だと思うのだけど、英語圏では有名なフレーズなんだろうか?
ネットで探したのだけれど、「子供の遊び」でこのフレーズを使うようなことぐらいしか見つからなかった……気になる。
マーガレット・ミラーの『The Cannibal Heart』を読んでいたら、"I'm the king of the castle and you're the dirty rascals" というフレーズが出てきた。
この"I'm the king of the castle"って、どこかで見たことがあるな、と思っていたら、そういえば、スーザン・ヒルの『ぼくはお城の王様だ(罪深き天使たち)』の原題がそれだった。ミラーの小説でもイタリック体なので何かの引用だと思うのだけど、英語圏では有名なフレーズなんだろうか?
ネットで探したのだけれど、「子供の遊び」でこのフレーズを使うようなことぐらいしか見つからなかった……気になる。
金曜日, 11月 21, 2003
[マサチューセッツ、同性愛結婚認める]
米マサチューセッツ州高等裁判所は、18日、同性愛結婚を認める司法判断を示した。
Massachusetts backs gay marriage [BBC News]
US state to allow gay marriage [Gurdian]
この(イギリスの)記事によると、裁判所の見解は、「誰とどのように性的親愛を示そうと、また、どのような家族を構成しようと、それは基本的な自由であり権利である。そしてそれはすべての人に対し保証されている」ということだ。
この司法判断が、全米共通のものになるか、マサチューセッツ州独自のものになるかは不透明であり、来年の大統領選挙の一つの政治的な争点になるかもしれない。また保守派による「バックラッシュ」も懸念されるようだ。
それと最近のゲイ関係の記事を読んで目に付くのは、「gay marriage」という言葉と並んで、「same-sex union」という言葉だ。「union」も「結婚」という意味があるが、より幅広い「連帯」のニュアンスを感じる。
米マサチューセッツ州高等裁判所は、18日、同性愛結婚を認める司法判断を示した。
Massachusetts backs gay marriage [BBC News]
US state to allow gay marriage [Gurdian]
この(イギリスの)記事によると、裁判所の見解は、「誰とどのように性的親愛を示そうと、また、どのような家族を構成しようと、それは基本的な自由であり権利である。そしてそれはすべての人に対し保証されている」ということだ。
この司法判断が、全米共通のものになるか、マサチューセッツ州独自のものになるかは不透明であり、来年の大統領選挙の一つの政治的な争点になるかもしれない。また保守派による「バックラッシュ」も懸念されるようだ。
それと最近のゲイ関係の記事を読んで目に付くのは、「gay marriage」という言葉と並んで、「same-sex union」という言葉だ。「union」も「結婚」という意味があるが、より幅広い「連帯」のニュアンスを感じる。
[avex-CLASSICS]
エイベックスがクラシックに参入するというのを聞いたとき、正直どんなもんだろう、と思っていたが、ピアニストのファジル・サイのリリースが予定されていることを知って、俄然興味がわいた。
で、エイベックス・クラシックスのサイトを見ると、パウル・グルダによるシューマン『クライスレリアーナ』のCDがあったりと(しかも廉価で)、なかなかのラインナップ。
また、前橋汀子の名前もあったので、こちらも楽しみだ。
http://www.avexnet.or.jp/classics/
エイベックスがクラシックに参入するというのを聞いたとき、正直どんなもんだろう、と思っていたが、ピアニストのファジル・サイのリリースが予定されていることを知って、俄然興味がわいた。
で、エイベックス・クラシックスのサイトを見ると、パウル・グルダによるシューマン『クライスレリアーナ』のCDがあったりと(しかも廉価で)、なかなかのラインナップ。
また、前橋汀子の名前もあったので、こちらも楽しみだ。
http://www.avexnet.or.jp/classics/
火曜日, 11月 18, 2003
[トム・ノーランによるミラー/マクドナルド論]
『鉄の門』のあとがきで、小泉喜美子が引用しているミラーの言葉「私は昼間書き、良人は夜中に書きます。ときどき、階段で顔を合わせます」。これの引用元ともいえる文章を見つけた。ロス・マクドナルドの伝記も書いているトム・ノーランによるMystery Readers Journal というサイトに載っている「パートナー・インクライム」。
ここにちょっとだけだが、1954年にCBC Radioに出演したミラー夫妻のインタビューが出ている。
Ross Macdonald and Margaret Millar: Partners in Crime
これによると、ミラー/マクドナルド(このときはまだ「ケネス・ミラー」と標記されている)は、ヘレン・マクロイとブレッド・ハリディらと同じく、自分たちは二人で「コラボレイト」としない、と言っている。
そしてミラーが「私たちは別々の部屋をそれぞれ家の反対方向に持っていて、自分が朝から、ケンは昼間から書き始める」と言う。
マクドナルドは「マーガレットのような朝型の人間と僕のような夜型の人間が一緒にいるのはとても便利なんだ」と述べている。
それに続いてトム・ノーランの解説が書かれており、読み応えのあるミラー/マクドナルド論(あるいは「パートナー論」になっている。
『鉄の門』のあとがきで、小泉喜美子が引用しているミラーの言葉「私は昼間書き、良人は夜中に書きます。ときどき、階段で顔を合わせます」。これの引用元ともいえる文章を見つけた。ロス・マクドナルドの伝記も書いているトム・ノーランによるMystery Readers Journal というサイトに載っている「パートナー・インクライム」。
ここにちょっとだけだが、1954年にCBC Radioに出演したミラー夫妻のインタビューが出ている。
Ross Macdonald and Margaret Millar: Partners in Crime
これによると、ミラー/マクドナルド(このときはまだ「ケネス・ミラー」と標記されている)は、ヘレン・マクロイとブレッド・ハリディらと同じく、自分たちは二人で「コラボレイト」としない、と言っている。
そしてミラーが「私たちは別々の部屋をそれぞれ家の反対方向に持っていて、自分が朝から、ケンは昼間から書き始める」と言う。
マクドナルドは「マーガレットのような朝型の人間と僕のような夜型の人間が一緒にいるのはとても便利なんだ」と述べている。
それに続いてトム・ノーランの解説が書かれており、読み応えのあるミラー/マクドナルド論(あるいは「パートナー論」になっている。
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