金曜日, 9月 05, 2003

[不二本蒼生の魔力展]

以前クライヴ・バーカーのところで書いた文章を読んでくださって、画家の不二本蒼生さんより直々にメールを頂きました。嬉しいと同時に恐縮しまくりです。

それで不二本蒼生さんが今月個展を開かれるというので紹介させていただきます。

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 ◆ 不二本蒼生の魔力展 ◆ 異界からのメッセージ ◆
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新作と旧作からホームページのグッズまで展示です!入場無料 
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会期◆2003年 9月16日(火)から 9月27日(土)まで
              9月21日(日)休廊
   午前11時から午後7時まで(最終日は午後5時まで)
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会場◆スパンアートギャラリー Span Art Gallery
〒104-0061東京都中央区銀座2-2-18西欧ビル1F
TEL 03-5524-3060       FAX 03-5524-3103
(プランタン近くの外掘り通りに面した一階の画廊です)
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[ゲイ・エロティック・エキスポ]

エキスポというと、国や都市主催の文化イベントや、幕張メッセ/東京ビックサイトあたりで行われる自動車やコンピュータ&情報関係の宣伝ショウというイメージがあるが、ロス・アンジェルスとニューヨークでは、ゲイのための、しかも「エロティック」なエキスポが開かれている。

GAY EROTIC EXPO IN LOS ANGELES

Gaywire の記事によれば、「GAY EROTIC EXPO」は男性カヴァーモデルが一同に揃い、またエロティックな画像や映像(ビデオ&DVD)が展示閲覧できるという、なんともエキサイティングなイベント。
スポンサーにはエロティック(つまりポルノグラフィック)なゲイ・マガジンが多数賛同している。また、ゲイ・ビデオ監督 Chi Chi LaRue も登場するようだ。


米Tripod が不調のようですね(日本Tripod/Lycos はなくなってしまって寂しい)。
米Tripod にあるコンテンツは、MAGRITTE WINDOWにあるMirror/鏡(避難所)から別サーバーにあるコンテンツにできますので、どうぞ。



木曜日, 9月 04, 2003

[更新状況]

Iron Gate に酒井健 『バタイユ入門』を追加しました。

火曜日, 9月 02, 2003

[更新状況]

This Sweet Sickness に『 ストレンジャー・ザン・パラダイス』を追加しました。

月曜日, 9月 01, 2003

[更新状況]

Iron Gate に小泉義之 『生殖の哲学』を追加しました。 この本は今年のベスト候補です。全面的にプッシュします。


日曜日, 8月 31, 2003

[更新状況]

LINK 2 LINK に草森冬弥さんの”april snow” を追加しました。とても美しいサイトです。ぜひ一度訪れてみてください。

土曜日, 8月 30, 2003

[更新状況]

This Sweet Sickness に『鏡の中にある如く』を追加しました。



金曜日, 8月 29, 2003

[更新状況]

This Sweet Sickness に『ゴスフォード・パーク』を追加しました。


木曜日, 8月 28, 2003

[シュワルツェネガー、同性結婚は反対]

カリフォルニア知事選立候補のアーノルド・シュワツェネガーは、同性愛結婚に「支持しない」立場を明かにした。

Schwarzenegger won't back gay marriage [Advocate]

ま、共和党からの立候補なので別に意外でもなんでもないけど。ただ、シュワルツェネガーは「ドメスティク・パートナー(domestic partnerships)」には支持すると言明しているので良しとしよう。他には、医療目的のマリファナを認め、妊娠中絶もOKだという。共和党としてはたしかに「リベラル」だ。


それと歌手のジャニス・イアンが同性結婚をカナダでするという。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030828-00000596-reu-ent

グラミー賞歌手だというのだけど、実は僕、この人知りません。

火曜日, 8月 26, 2003

[更新状況]

Iron Gate に松岡完 『ベトナム症候群』を追加しました。

日曜日, 8月 24, 2003

[更新状況]

This Sweet Sickness に『ドラッグストア・カウボーイ』を追加しました。


土曜日, 8月 23, 2003

[ユーロ・プライド2003]

ヨーロッパ最大のゲイ・イベント「ユーロ・プライド2003」がイギリス、マンチェスターで開催、世界中から30万人が同市を訪れているという。

Manchester flies the flag for Europe's gay festival (Gurdian)


BBCのフォトギャラリー

公式サイトはここ。
EuroPride2003


[更新状況]

This Sweet Sickness に『アッシャー家の惨劇』を追加しました。

[更新状況]

This Sweet Sickness に『パズル』を追加しました。

金曜日, 8月 22, 2003

[更新状況]

Iron Gate にエウリピデス『バッコスの信女』を追加しました。

火曜日, 8月 19, 2003

[更新状況]

This Sweet Sickness に『サロン・キティ』を追加しました。

月曜日, 8月 18, 2003

[ゲイ公使の憂鬱]

デンマークで、イスラエルの公使に任命されたCarsten Damsgaard 氏が、宗教グループの反対及びそれに反対するグループの論争に立たされている。

Denmark's gay Israel envoy causes controversy (Gay.com UK)

Carsten Damsgaard 氏はゲイであることを公言している男性で、テロ対策の専門家。男性のパートナーと共に公使としてイスラエルに向かうはずだった。が、Pilgrims Convoyという原理主義的宗教グループが待ったをかける。彼らの代表者曰く「私は普通のイスラエル市民のことを思っている。砂漠やキブツの農民のことを考えている云々」

しかし当のイスラエルはCarsten Damsgaard 氏任命について既に受け入れており、また、彼のセクシュアリティについても早い段階で了解を得ていた。

ゲイ団体は宗教グループの反対に対し、それは同性愛差別であり、ファシズムだと反論している。

まあ、キリスト教原理主義者がユダヤ人のことを考えている、ということ自体が妙な論理だ。


日曜日, 8月 17, 2003

[シュワルツェネガー、接戦]

楽勝だと考えられていたアーノルド・シュワルツェネガー(共和党)の加州知事戦。ここにきて、対立候補である現副知事ブスタマンテ(民主党)との差は僅差だという。

そんな中、現カリフォルニア州知事は、同性カップルに異性カップルと同等の権利を与えるドメスティックパートナー法案支持を確約した。

Davis to OK rights for same-sex couples No position yet from top GOP recall rival (SF Gate)

それにしても、タイトルを見ればわかるように、このアメリカを代表するサンフランシスコ・クロニクル紙の意見は明快だ。すなわち「デイヴィスは同性カップルの権利にOKを示した、一方ライヴァルのトップ共和党候補はまだ立場を表明していない」というふうに。

また、シュワルツェネガーに関しては、Queer Nation というゲイのアクティビスト団体が、シュワルツェネガーが過去同性愛に関しどんな発言をしたかを調べあげ公表している。

Arnold’s gay record (GLTimes)


[中東からのE-メール]

全米レズビアン&ゲイジャーナリスト協会(The National Lesbian & Gay Journalists Association )のニュースに、中東で報道活動をしている二人のジャーナリストの紹介記事があった。

Yang, Zremski Offer Glimpse of Journalism in The Danger Zone
http://www.nlgja.org/news/news20mar03.html

ジョン・ヤン氏(John Yang )はABCの特派員でイスラエルに在住。ジェリー・ツレムスキ氏(Jerry Zremski )はバッファロー・ニュースの記者としてクウェートで仕事をしている。
ヤン氏は、ゲイであることを職場でカミングアウトしているという。彼が言うには、イスラエルはアメリカよりも様々な面で(ゲイであることについて)寛容で、例えばゲイであることをオープンにしながら軍務につくこともOKだということだ。

土曜日, 8月 16, 2003

[更新状況]

This Sweet Sickness に『サテリコン』を追加しました。


[国防総省 v ゲイ・ジャーナリスト]

ここのところ──イラク問題も関心が薄れてきたので──読んでなかった田中宇の国際ニュース解説 をまとめて読んでいたら、見逃せない記事があったのでいちおう書いておきたい。

イラク駐留米軍の泥沼

もちろんゲイに関することで、アメリカABCテレビの記者Jeffrey Kofman氏がイラクに駐留する兵士の「リアルな意見」を報じたところ、国防総省側がKofman氏に対する個人攻撃を仕掛けたということ。Kofman氏はゲイを公言しているカナダのジャーナリストで、そのゲイであることと外国人であることを攻撃の材料に使っているということだ。

White House is Accused of Smearing a Canadian Gay Journalist [GayToday]

それでKofman氏個人については、ABCの紹介ページがある。これによると彼はいくつかのジャーナリズム関係の賞を受賞したベテランジャーナリストで、エイズ差別に関するドキュメンタリーでNational Human Rights Award を得たという。

Advocate にも彼に関する記事が載っている。

Out on the front line

ついでにレズビアン&ゲイのジャーナリスト協会のサイト

The National Lesbian & Gay Journalists Association


金曜日, 8月 15, 2003

[更新状況]

Iron Gate にホフマンスタール『痴人と死』を追加しました。


[更新状況]

Iron Gate にジョン・フォード 『あわれ彼女は娼婦』を追加しました。


木曜日, 8月 14, 2003

[更新状況]

This Sweet Sickness に『タブー』を追加しました。


[更新状況]

Iron Gate にバイロン『マンフレッド』を追加しました。

水曜日, 8月 13, 2003

[更新状況]

This Sweet Sickness に『ティント・ブラス 秘密』を追加しました。


火曜日, 8月 12, 2003

[シュワルツェネガーはゲイ・フレンドリーな知事だろうか?]

ゲイが多く住んでいるカリフォルニア州知事に立候補したアーノルド・シュワルツェネガー。共和党からの立候補ということだが、Gay.com の分析は楽観的だ。

Schwarzenegger, a gay-friendly CA governor? (Gay.com)

記事によると、シュワルツェネガーは穏健な共和党員であり、つまり財政面には保守であるが、社会政策はリベラルであるということだ。ゲイ・コミュニティへに向けての政策は、まだはっきりしていなく、同性愛結婚についても言明はされていないが、彼はゲイ関係の問題について好意的であると見なされている。
また、オーストリアの移民であるシュワルツェネガーは、移民政策にはリベラルな立場を取るだろうと予想されている。


[更新状況]

This Sweet Sickness に『完全犯罪クラブ』を追加しました。

月曜日, 8月 11, 2003

[なぜアメリカは同性愛結婚に神経過敏なのか]

ニューヨーク・タイムズの記事より。テレビのプライムタイムにゲイが主役のドラマ『ウィル&グレイス』が放映されたり、チェイニー副大統領や次期大統領候補ゲッパート議員の娘は同性愛であることを公言している。ゲイの職場での権利も改善された。しかし「結婚」となると、途端に否定的になる。それは何故か。

Why America Has Gay Marriage Jitters (NY Times)

まあ要するに、「結婚」という「言葉」に含まれている宗教的な意味合いが問題になっている、ということだ。「パートナー制度」みたいなことではさほど反発は起きないが、これが「結婚」という言葉に置き換わると、問題が別になる。
そしてある精神科医は、同性愛者が「結婚」を持ち出すことによって、それに対する危惧から、ゲイの権利運動にも良くない結果を招くかもしれないと述べ、またCNNのコメンテイターは、「結婚」という言葉を使用しなければ、(同性愛者は)もっと多くのサポートを得られることができるだろう、と言っている。


日曜日, 8月 10, 2003

[更新状況]

This Sweet Sickness に『ディナーラッシュ』を追加しました。

土曜日, 8月 09, 2003

[ゲイに人気のクルマ、トップ10 2003]

米Gay.com に2003年度のゲイに人気のクルマのトップ10が載っている。1位はジープ・ラングラー、2位スバル・アウトバック、3位ジープ・グランド・チェロキー……。

Ten great gay cars for 2003 (Gay.com )

写真付き、しかも個々のクルマの人気の秘密がかなり詳しく比較分析されている。
興味深いのがスバル(Subaru Outback)の人気。記事によると、スバルは最も早く、しかも最も熱心にゲイ・コミュニティをサポートしてきたということだ。


金曜日, 8月 08, 2003

[更新状況]

This Sweet Sickness に『スパニッシュ・プリズナー』を追加しました。


木曜日, 8月 07, 2003

[キリスト教とセクシュアリティ]

ゲイを公言しているジーン・ロビンソン氏の司教就任は、アメリカ内外で大きな論争を生んでいるようだ。

Yahoo full coverage

そして、英国国教会系のサイトにもセクシュアリティについての記事が纏まってあった。

Selected articles about human sexuality issues (Anglican Communion)

また、それとは別に "The Lesbian & Gay Christian Movement" というイギリスに拠点を置くレズビアン&ゲイのクリスチャンのための、なんとも陽気な(笑)サイトを見つけたので紹介しておきたい。

The Lesbian & Gay Christian Movement

水曜日, 8月 06, 2003

[更新状況]

Iron Gate にジム・トンプスン 『死ぬほどいい女』を追加しました。

火曜日, 8月 05, 2003

[ゲイと戦争]

365Gay.com にゲイと戦争についてのニュースがスペシャルレポート「Gay & War」として纏まっている。

War In Iraq

この中でも興味深いのが「ゲイの視点」でバグダットの様子を伝える記事(
Gay Eye On Baghdad)で、ここでは、 Salam Pax なるイラク在住の人物のウェブログが紹介されている。

http://dear_raed.blogspot.com/

月曜日, 8月 04, 2003

[米、ゲイの司教承認へ]

アメリカの監督派教会(英国国教会)は、ゲイを公言しているジーン・ロビンソン氏(Gene Robinson )の司教(Bishops)就任を承認する方向で検討しているということです。

US Church approves gay bishop (BBC News)

記事によると、最終的な投票はまだ残っているが、ロビンソン氏の就任はほぼ確実だという見通し。もちろん宗教的リーダーということで、ロビンソン氏の司教就任に関しては内外で論争が起き、反対する教会関係者もいるようだ。

ロビンソン氏はこう述べている。「ゲイの司教というよりも、一人の立派な司教として、ゲイやレズビアンの信徒のためにより力になりたい」



日曜日, 8月 03, 2003

[更新状況]

Iron Gate にジョナサン・レセム 『銃、ときどき音楽』 を追加しました。

土曜日, 8月 02, 2003

専門用語を専門外の人が口にするとどうなるか……

というソーカルらの『知の欺瞞』を踏まえての、ジャック・ブーヴレスの『アナロジーの罠』の書評。

http://www.mainichi.co.jp/life/dokusho/2003/0727/03.html

患者が「オペ」という言葉を使ったために、医者にネチネチといびられるというエピソードが面白い。

最近僕はドゥルーズやデリダなど以前は(食わず)嫌いだったポストモダン系の思想家に関心を持っている。それは「ポモ」と呼んでバカにしている人たちに何とも言えない「イヤな」印象を持ってしまったからだ。その理由がこの書評でわかったような気がする。

[更新状況]

This Sweet Sickness に『秘密』を追加しました。


金曜日, 8月 01, 2003

[更新状況]

Iron Gate に久保巌 『世界財閥マップ』 を追加しました。




火曜日, 7月 29, 2003

[更新状況]

Iron Gate に鈴木輝二 『ユダヤ・エリート』を追加しました。


日曜日, 7月 27, 2003

[更新状況]

Iron Gate に長谷川宏 『新しいヘーゲル』を追加しました。

[ジョン・シュレシンジャー、逝去]

映画監督ジョン・シュレシンジャーが、25日、亡くなりました。77歳でした.

Director John Schlesinger dead at 77 (Advocate)

シュレンシンジャーはゲイであることを公言していた映画監督で、アカデミー賞を受賞したゲイ・テイストな『真夜中のカーボーイ』を始め、『マラソン・マン』、『マダム・スザーツカ』、『サンタリア』等でサスペンス、ホラー、ヒューマンドラマまで幅広い作品を残しました。
ご冥福をお祈りいたします。

金曜日, 7月 25, 2003

[更新状況]

This Sweet Sickness に『アメリカの友人』を追加しました。

水曜日, 7月 23, 2003

[プレイガールのグラビアモデルがカミングアウト]

女性向けセクシー雑誌「プレイガール」の人気グラビアモデルがゲイであることをカミングアウトした。

Great Scott (advocate)

彼の名はスコット・メリット(Scott Merritt)。プレイガールの30周年記念モデルにも選ばれたハンサム&セクシーガイだ。彼曰く「これまでストレートのように振舞ってきたけど、そういうのに疲れたんだ。もう何も隠したくない」

これに対しプレイガールの編集者は「彼がゲイであることは知らなかった。でも彼がゲイでありカミングアウトしても別に問題はないでしょう。彼が”ゴージャス”であることに変わりないし。ただ、私たちの読者はほとんど女性なので、そのことはきちんと書くつもり。もちろん「クレーム」への返事が憂鬱だけど(笑)」


この記事はちょっとした「スキャンダル」めいたものだと思うのだけど、よく考えたら「職業選択の自由」と「ジェンダー/セクシュアリティ」の二つの側面を議論するのに格好の事例のようにも思える。

月曜日, 7月 21, 2003

[更新状況]

Iron Gate にガイ・バート 『体験のあと』を追加しました。



土曜日, 7月 19, 2003

[更新状況]

Iron Gate にP・D・ジェイムズ 『黒い塔』を追加しました。


金曜日, 7月 18, 2003

[ジョン・フランクリン・バーディン]

最近、待望のスタージョン『海を失った男』が刊行された晶文社ミステリから、ジョン・フランリン・バーディンの『死を呼ぶ馬』がラインナップされていることを知って、嬉しくなった。

晶文社ミステリ

実は、『悪魔に食われろ青尾蠅』がとても面白かったので、もっとバーディンを読みたい! と原著の"The Deadly Percheron"を買ったのだが、いつものように積読のままだった。

この原著の解説によると、"The Deadly Percheron"はフィルム・ノワールの手法を用いた作品で、またバーディンはエドガー・アラン・ポーとパトリシア・ハイスミスを繋ぐサイコロジカルな作風だという。しかし『悪魔に食われろ青尾蠅』を読むと、ハイスミスというよりも断然マーガレット・ミラーに近い感じを受けた。そして"The Deadly Percheron"もハイスビスカスを頭に刺した奇妙な青年で出会った精神分析医が、逆に奇妙な事件の「主人公」になってしまうという、あまりにも魅力的な作品。

こういった作風のミステリは大好きで、しかもやっぱり日本語で読みたいので、早く『死を呼ぶ馬』が出ないかなと待ちわびている。

木曜日, 7月 17, 2003

[NZ、ドメスティック・パートナー制度実施へ]

ニュージーランドは異性カップルと同等の権利を同性カップルのパートナーにも与える「ドメスティック・パートナー制度」を実施する。

Gay Kiwis To Get Domestic Partner Registry (365Gay.com)

この法案は、労働党主導による性的指向(セクシュアル・オリエンテーション)による差別撤廃を目指した「公約」の一つで、同性カップルの「パートナー」を異性カップルのそれと同等に扱うもの。具体的には遺産や年金支給などが関係する。

ニュージーランドは、ホームステイしたこともあるので、このニュースはひときわ嬉しい感じだ。

月曜日, 7月 14, 2003

[クリストファー・ライス、ラムダ賞ミステリー部門受賞]

先月のニュースだけど、ラムダ賞が発表されてました。

15th Annual Lambda Literary Award Finalists

クリストファー・ライスの『The Snow Garden』がゲイ・メンズ・ミステリー賞受賞、おめでとう。
それと最近『半身』(創元推理文庫)が翻訳されたサラ・ウォーターズが、『Fingersmith』でレズビアン・フィクション。



日曜日, 7月 13, 2003

[更新状況]

Iron Gate にオクタビオ・パス 『マルセル・デュシャン論』を追加しました。


土曜日, 7月 12, 2003

[更新状況]

This Sweet Sickness に『ユージュアル・サスペクツ』を追加しました。

金曜日, 7月 11, 2003

[サングラス・アット・ナイト]

コリー・ハートのベスト盤「I Can't Help Falling In Love With You」を手に入れて、夢中になって聴いている。とくにデビュー曲「Sunglass at Night」には血が騒ぐ。こういう曲、好きなんだよな。暗めのマイナー調、最初から最後まで執拗に繰り返される、まるでシャコンヌの基底音のような音形に、コリーのハスキーヴォイスが情熱的に歌う。もちろんコリー・ハートの「クールぶった」姿も忘れ難い。

最近、80年代ポップスがやたらと聴きたくなる。



水曜日, 7月 09, 2003

[更新状況]

Iron Gate に星野力 『甦るチューリング』を追加しました。

月曜日, 7月 07, 2003

[更新状況]

Iron Gate に高橋昌一郎 『ゲーデルの哲学』を追加しました。


土曜日, 7月 05, 2003

[更新状況]

This Sweet Sickness に『O[オー]』を追加しました。

メールをくれた方がカリンニコフとグリエールが好きだと書いてあったので、ひさしぶりにその作品を聴いてみたらとても良かった。

カリンニコフは交響曲1番と2番。演奏は Veronika Dudarova 指揮、ロシア交響楽団の演奏(OLYMPIA)。やはり1番のメロディ・ラインは絶品だな。とくに第二主題のチェロが奏でるノスタルジックなメロディ。チャイコフスキーの憂愁よりもっと「青い」というか若々しくて、爽やかな感傷に浸れる。

グリエールは交響曲3番「イリヤ・ムロメッツ」を聴いた。ドナルド・ヨハネス指揮、チェコスロヴァキア交響楽団(NAXOS)。マーラー並みの大作で、やはりマーラー風にかなり壮大な感じであるが、音の響きはリストの交響詩に近いかな。まともにロマン派であるが、なかなか聴き応えがある。

金曜日, 7月 04, 2003

[更新状況]

Iron Gate にカール・ケレーニイ 『神話と古代宗教』を追加しました。


[松平頼則の新譜]

NAXOS の日本作曲家選輯シリーズから、松平頼則のCDが出た。『ピアノとオーケストラのための主題と変奏』(1951)は、あのカラヤンが唯一指揮した日本人作品。他に『ダンス・サクレとダンス・フィナル』(1959)、『左舞』(1958)、『右舞』(1957)など、この作曲家ならではの「雅楽」と「前衛」の「結婚」が素晴らしい効果をあげ、刺激的な音を放っている。
また片山杜秀氏の解説が凄い。「読み物」としても超一流だ。

[オルフェウス教]

先月出た『ソフィスト列伝』に続き、白水社文庫クセジュから「こういうのが読みたかったんだよな」的な本『オルフェウス教』(レナル・ソレル著、脇本由佳訳)が出た。ちょうど今カレーニイの『神話と古代宗教』を読んでいるのですごくいいタイミング。
また白水社からは、各所で評判ながら絶版だったスティーヴン・ミルハウザーの『エドウィン・マルハウス』が出るそうなのでこちらも楽しみだ。

あと古本屋で前から探していたダヌンツィオの『死の勝利』(岩波文庫)とオクタビオ・パス『マルセル・デュシャン論』(風の薔薇)をゲット。嬉しい。

水曜日, 7月 02, 2003

[更新状況]

Iron Gate にポピー・Z・ブライト 『彼の口はニガヨモギの味がする』他を追加しました。

月曜日, 6月 30, 2003

[更新状況]

This Sweet Sickness に『ズーランダー』を追加しました。

土曜日, 6月 28, 2003

[更新状況]

This Sweet Sickness に『アメリカン・サイコ』を追加しました。


[バイバイ、ミステリマガジン]

映画『アメリカン・サイコ』をDVDで見た。そして思った。

「同性愛者から見て、異性愛者はなんておぞましいのだろう。そんな根本的な考えが浮び、そしてそれは異性愛者に出会ったときの気まずさにも等しい」

……こんな感想は「商業誌」ではまず載らないだろう。しかし「同性愛者」と「異性愛者」を入れ換えれば、立派に通用してしまう。

今月号の「ミステリマガジン」には、ポピー・Z・ブライトの「小説」を読んだある評者がそんなことを書いていた。「フィクション」に書いてあることを読んで同性愛者を「一般化/規定/カテゴライズ」し、差別的な(あるいは無知な)言説を平然と書き散らす。こういう人は、フィクションどころか実際にあった出来事、例えば「宮崎勤事件」や「女子高生監禁殺害事件」において「異性愛者はおぞましい」と書くのだろうか。

高校の頃から読んでいた「ミステリマガジン」であるが、もう買うのはバカバカしくなった。学生の頃は、気取った「ユリイカ」なんかよりずっと好きで、最先端の情報とセンスのよい短編が楽しみだった(とくに「文芸特集」。ミステリ以外でも本当に良い短編が読めた。バック・ナンバーもずいぶんと揃えた。ポピー・Z・ブライトをいち早く日本に紹介したのもミステリマガジンであったはずだ)。

しかし今は「情報」はネットで素早く手に入れられるし、最近では惰性で買っていたようなものだ。しかも21世紀にもなって、こんな「認識」しか持ち合わせていない評者の記事が堂々と載るような「文芸誌」に興味は失せた。

金曜日, 6月 27, 2003

[更新状況]

Iron Gate にノーム・チョムスキー 『メディア・コントロール』を追加しました。


木曜日, 6月 26, 2003

[米最高裁、テキサス州の「ソドミー法」を違憲」

アメリカ最高裁は、同性愛差別法いわゆる「ソドミー法」に対し、違憲判決を下した。

Supreme Court Strikes Down Texas Sodomy Law [Reuters]

内容はそのものズバリなので(あと眠いので)省略するが、このニュースはゲイサイトのみならず、一般ニュースでもトップ扱い。このニュースとBLOGGERの仕様がちょっと変わったので、アップするつもりだったチョムスキーの『メディア・コントロール』のレビューは後日。
そういえばドゥルーズの新刊が出ましたね。



火曜日, 6月 24, 2003

[更新状況]

This Sweet Sickness に『スリーサム』を追加しました。



土曜日, 6月 21, 2003

[更新状況]

This Sweet Sickness に『イグジステンズ』を追加しました。


金曜日, 6月 20, 2003

[更新状況]

Iron Gate にジルベール・ロメイエ=デルベ 『ソフィスト列伝』を追加しました。





水曜日, 6月 18, 2003

[更新状況]

This Sweet Sickness に『オールモスト・ブルー』を追加しました。



日曜日, 6月 15, 2003

[更新状況]

This Sweet Sickness に『フォロウィング』を追加しました。


土曜日, 6月 14, 2003

[更新状況]

This Sweet Sicknessに 『レクイエム・フォー・ドリーム』を追加しました。



[パサージュ論文庫化、ねじの回転新訳]

今月は岩波文庫がやってくれた。まずはベンヤミン『パサージュ論』の文庫化(岩波現代文庫)。いちおうこのサイト名はおこがましくもそのベンヤミンの本から頂いてます。それとヘンリー・ジェイムズ『ねじの回転/デイジー・ミラー』の新訳(岩波文庫)。『ねじの回転』は最初読んだときショックを受けた作品なので新訳が出てとても嬉しい(しかもカヴァーにはフレデリック・レイトンの絵画が使われている)。





金曜日, 6月 13, 2003

[更新状況]

Iron Gate に桑田禮彰 『フーコーの系譜学』を追加しました。



木曜日, 6月 12, 2003

[更新状況]

Iron Gate に巽孝之『アメリカ文学史』を追加しました。


水曜日, 6月 11, 2003

[更新状況]

Iron Gate に倉橋由美子『ポポイ』を追加しました。


火曜日, 6月 10, 2003

[レズビアン&ゲイの両親、家族、そして友人]

こうじさんのサイトより、ワシントンDCにあるゲイの子供を持つ家族のためのサイトがあったので紹介しておきます。

DC PFLAG (Parents, Families and Friends of Lesbians and Gays - Washington, DC)

この組織は1972年、Morton Manford という少年が同性愛を理由に暴力=ヘイトクライムを受けたため、彼の母親 Jeanne Manford が立ち上がり同性愛の子供を持つ家族のためにニューヨークで結成され、現在では同様の組織がアメリカ各地にあるようです。The History Behind PFLAG

日本にはこういった組織はまだないと思います。それどころか、舞城王太郎のようにヘイトクライムを助長するような文章を「面白がって」書き、それを平然と宣伝している「親」たちさえいる。そういった人たちは自分の子供が同性愛者でないという「確信」を持っていて、そして「他人の子供」がどんなに暴力を受けようが知ったことじゃない、というスタンスなんだろう。ヘイトクライムにより殺されたマシュー・シェッパードのご両親の気持ちなぞ到底理解できないのだろう。

マシュー・シェパードに関する日本語の記事
http://www.sukotan.com/news_backnumber/new76.html

[Matthew's Place(マシュー・シェパード追悼サイト)]
http://www.matthewsplace.com/






月曜日, 6月 09, 2003

[更新状況]

Iron Gate にエルヴェ・ギベール『ヴァンサンに夢中』を追加しました。


[更新状況]

This Sweet Sickness に『クルーエル・インテンションズ』を追加しました。




土曜日, 6月 07, 2003

[更新状況]

This Sweet Sickness に『8mm』を追加しました。




金曜日, 6月 06, 2003

[更新状況]

This Sweet Sickness に『メメント』を追加しました。


火曜日, 6月 03, 2003

[更新状況]

This Sweet Sickness に『リプリー』を追加しました。




日曜日, 6月 01, 2003

[更新状況]

This Sweet Sickness に『グリフターズ』を追加しました。


土曜日, 5月 31, 2003

[更新状況]

This Sweet Sickness に『パブリック・アクセス』を追加しました。


[更新状況]

drwxr-xr-x に池上遼一を追加しました。


金曜日, 5月 30, 2003

[更新状況]

Iron Gate にJ・フィッシャー他『プラトン主義の多面体』を追加しました。




 

火曜日, 5月 27, 2003

[更新状況]

This Sweet Sickness に『愛の悪魔』を追加しました。


月曜日, 5月 26, 2003

部屋に入ったら積んであったCDが散乱していた。今日の地震ってわりと大きかったんだな。

これだけではなんなので、ゲイ関係の映画祭のリンク集を Gay.com より。

http://channels.gay.com/entertainment/movies/fests/

あとAdvocete にはこの夏お勧めの映画をいくつか紹介している。その中にはシャーロット・ランプリングがイギリスのミステリー作家!を演じるフランソワ・オゾンの新作も。

http://www.advocate.com/html/stories/890/890_preview.asp




土曜日, 5月 24, 2003

[更新状況]

This Sweet Sickness に『ゴールデンボーイ』を追加しました。



[更新状況]

Iron Gate に白洲正子 『両性具有の美』を追加しました。




金曜日, 5月 23, 2003

[更新状況]

Iron Gate に曽根幸子+滝本誠+編集部[編] 『アート系映画徹底攻略』を追加しました。


木曜日, 5月 22, 2003

[更新状況]

This Sweet Sickness に『リビング・エンド』を追加しました。

日曜日, 5月 18, 2003

[更新状況]

This Sweet Sickness に『キャンディマン』を追加しました。


土曜日, 5月 17, 2003

[更新状況]

This Sweet Sickness に『メディカル・レッスン』を追加しました。


木曜日, 5月 15, 2003

『アレクサンドリア四重奏』文庫化!

ジュネやユイスマンスなどのマスト・バイ・アイテムを放っている河出文庫の海外モダン・クラシックスより、ロレンス・ダレルの『アレクサンドリア四重奏』が遂に文庫化される。(情報元  ok.memo

他にもカルヴィーノやコクトー、ジョイス『フィネガンズ・ウェイク』まで。まさに「涙が出る」くらい嬉しいラインナップだ。
この分だと、イアン・マキューアン『ベッドの中で』(マキューアンはやっぱり初期短編)やミュリエル・スパーク(かつて早川で出ていたやつ)、ゴンブロヴィッチ(これは単行本持ってるけど)、ブッツァーティ(これも持ってるけど、やっぱり多くの人にこの作家の凄さを味わって欲しい)も読めるかも……読めたらいいね。

月曜日, 5月 12, 2003

[更新状況]

This Sweet Sickness に『青い夢の女』を追加しました。


日曜日, 5月 11, 2003

[更新状況]

This Sweet Sickness に『焼け石に水』を追加しました。





土曜日, 5月 10, 2003

[更新状況]

This Sweet Sickness に『小さな死』を追加しました。


木曜日, 5月 08, 2003

[更新状況]

This Sweet Sickness に『アクション、ヴェリテ』『X 2000』を追加しました。